小中高生の長期留学の注意点

この頃の留学で最も気になることの一つは日本語の上達です。日本人だから日本語は自然にできるようになる、というミラクルは起こりません。英語も日本語も同じで、身につけようとしなければ身にはつかないのです。
小中学生の親子留学の場合家族の会話が日本語であることはもちろん大前提ですが、年相応の日本語を保持したいのであれば、年相応に本を読み、年相応にテレビを見る必要があります。

高校生の場合は単独留学が一般的で、しかも現地に日本人がほとんどいないことも考えられます。1年であれば全く問題ありませんが、3年であれば高校生といえども、日本語の心配をしておく必要があります。
自然に過ごしていると、毎日コンスタントに日本語に触れることが難しくなってきますから、意識的に取り入れて行く必要があります。と言っても話す相手もいないし、和書も到底手に入らない、という場所であればインターネットを使います。
例えば日本の新聞のウエブ版記事を毎日最低3記事読む。動画サイトに投稿されている日本のテレビ番組を週末に必ず2本見る。マンガが好き、日本の芸能人が好き、という理由で友達になりたがる現地高校生徒とは思い切って仲良くし、日本語を教えてあげる、などです。

 

ウェブ記事を3記事となると、探して読み終えるのに30分かかることもあります。忙しい中毎日30分を捻出するのは難しいかもしれませんが、一日たかだか30分の勉強で素晴らしい英語力が身に付くか、と考えた時、身に付かないことは容易に想像できます。日本語も同じです。
母語ですからもう基礎は十分にできている日本語ですが、中3の時に日本を離れたのであれば、大学1年生でもし日本に帰国しても、自分の日本語はうまく保持できていて中3レベル。落ちていれば中1レベルです。日本にいればその間に育ったであろう日本語を、海外にいても、できればそれに近い形に近づけておきたいもののです。
日本語を中途半端にしてしまっては、万が一英語が母語レベルに育ったとしても(それすらもとても難しいことですが)、バイリンガルではなく、ただの英語を話すアジア人です。英語、日本語、両方伸ばして初めてバイリンガルですから、両言語大切にする必要があります。

日本語に帰ってくるつもりがないのであれば日本語の心配はありません。ちなみに「会話はなんとかできる」レベルの語学力とは小学生低学年レベルであると認識しておいて丁度いいでしょう。その語学力では社会生活は送れません。英語の方を使い物にできるレベルに持って言っておくことが不可欠です。使い物にできるレベルとは英検はもちろん1級、TOEICもTOEFLももちろん満点です。

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