英語圏各国の大学の傾向

大学でスポーツをしたいならアメリカがお勧めです。アメリカは体育会の活動が活発であるため、総合大学へ入学すると、もれなくスポーツも楽しめます。映画などでイメージするそのままのスタイルで、広いグランドでスポーツを楽しむ学生がたくさんいます。自分もその仲間入りです。
逆に考えるなら、アメリカの超一流大学へ進学するならスポーツが得意な方が有利です。「SAT満点でアメリカンフットボール部のキャプテンなら、ハーバード大学入学へ一歩近づける」という冗談がある位ですから、勉強と共にスポーツ(そして欲張る人は音楽も)もたしなんでおけば、大学合格への距離が縮まるだけでなく、アメリカの大学生活を満喫することにもつながります。

また、アメリカは人種のるつぼですから、英語ができない人は相手にされない社会です。英語ができてこそ一人前であり、その代わり英語ができるなら肌の色は関係ありません。アメリカがアメリカたる所以はそこにありますから、大学生活も自分の頑張り次第で有意義なものにできます。

心理学、幼児教育など人間の内面や精神に着目するような学問を深く学びたいならイギリスです。イギリス人はおいしいものにもさほど関心がなく、どんよりとした天候で一年中を過ごすためか、体にいい食べ物、心にいい思考などに対する取り組みが盛んです。また、医療費が無料であるため病院は常にごった返しており、結局はまともな医療が受けられない状態に陥りがちなため、代替え治療も発達しています。
日本で言う「保険のきかない治療」は、イギリスでは重宝されています。怪しまれるのではなく逆に、そちらが本来の治療であるととらえる傾向にあるため、民間療法を取り入れる人の数は日本と比べて随分多くなっています。

イギリスにもたくさんの民族が住み、階級差別が激しいと言いますが、留学生には寛大です。留学生はイギリス人ではありませんから、家柄や人種もこだわりなく接してくれるイギリス人がほとんどです。冷たくされることは少なく、逆に暖かく迎えてもらえる留学生が大半です。

のんびりするならオセアニアです。国全体がのんびりしていますから、目覚ましい発展や著しい進歩とは無縁ですが、皆がのんびりしていますから、自分自身もがつがつする必要がなくなります。目に見える成果だけを求めず、ゆったりした環境の中でマイペースに勉強を進めるならオセアニアが最適です。
大学の学部もホスピタリティーや観光業などに力を入れており、おもてなしの精神が彼らの最も得意な分野です。

 

大学生の長期(卒業)留学(オセアニア)

オーストラリアは日本語ボランティアを多く受け入れていることで知られていることからもわかるように、日本語を学ぶ学生がたくさんいる親日国家です。気候が温暖なせいか、国土が広大なせいか、なにごとものんびりしているのも特徴です。
大学で勉強する場合は、2年で修了するコース、それにプラスアルファが加わる3年修了コース、日本の大学卒業に相当する3年卒業コースなど、バリエーションが非常に豊富で、自分に適した学びのスタイルを追求しやすいシステムです。
大学卒業相当の資格が3年間しかかからない理由は、イギリス同様、入学前に一般教養課程の履修を済ませるからです。一般教養課程はファウンデーションコースと呼ばれるコースで入学前に終えてしまいます。オーストラリア以外の高校へ通った留学生は高い確率でまずこのコースを受講する必要があります。ここへ一年通うことで、日本の大学では通常1年生~2年生にかけてとる一般教養課程を全てとり終えてしまいます。
そのため大学へ入学後はいきなり専門課程からのスタートです。専門課程をできる限り早く始めたい人にはお勧めですが、自分が何をしたいのかをまだ決めかねている場合、急かされてしまいます。そのためアメリカやカナダのような、専門課程が3年生から始まるスケジュールの方が向いていると言えるでしょう。

大学入学のためにはTOEFLかIELTSのスコアが必要ですが、英語力が少々低くても条件付きで入学を許可してもらえる場合がほとんどなので、英語に関してはそれほど心配はいりません。ただ、高校の成績も必要ですから学校の成績はいい成績を保っておく必要があります。
また、学校の年度の分け方も2月開始、或いは7月開始と、日本のそれとは異なります。

ニュージーランドはオーストラリアと同じです。入学に必要なもの、学期の開始時期もオーストリア同様です。オセアニア地区は総じてのんびりしており、勉強もがり勉からは程遠い印象です。自信がない留学生も暖かく受け入れる寛容さが魅力の一つです。そのため日本人留学生もじりじり増加中です。(逆にアメリカは半減しています。)

「まずは留学してみたい」という場合や、小中学生の親子留学、高校生の初めてのホームステイなど、成果よりもまずは楽しめる留学を、というスタイルに向いている滞在国と言えます。そのため気楽な雰囲気の留学生も多く、お店もファミリーも皆リラックスした様子です。

あまりギラギラした、鉄の意志をもった留学には向きませんが、少し長期で滞在するうち色々なものを吸収できれば、というようなのんびり留学向きです。

 

大学生の長期(卒業)留学(カナダ)

カナダの大学はほとんどが公立です。そのため学費が非常に安く抑えられるのが魅力の一つです。また、大学間にレベルの差があまりなく、大学で選ぶというよりは住みたい地域で選びその地域の大学へ行くという形でも問題がないほどです。
また、カナダは外国人の就労に寛大であるため、大学生時代のアルバイトも可能で、卒業後に3年ほど就労体験をしてみることも許されています。就労ビザがとりやすいため、現地で働いてみたり、もっと交流をしてみたい人には、現地社会に溶け込みやすい制度が整うカナダはお勧めです。
経済的にハードルが低いだけではなく、カナダの治安の良さも世界的に有名です。特にバンクーバーは気候も温暖でとても住みやすい上、現地の人達は親切でフレンドリーであるため、留学生活を送るには申し分ない場所と言えるでしょう。

 

ただ、日本人にカナダ留学はあまり人気がなく、カナダ留学をする人の数はアメリカ留学する人の10分の1の人数です。ここ10年、アメリカへの留学者数の数は半減し、カナダへの留学者は1.5倍に増えてこの数字です。
日本人のアメリカ好きを抜きに考えてみると、入学時点で比較的高い英語力を求められるのが、カナダ大学入学のハードルを上げる要因となっているかもしれません。また、カナダの大学に入学するためには、アメリカ大学入学に必要なSATは必要ありませんが、高校の成績が必要で、こちらもかなり高い水準を求められます。
高校の成績がいい人には朗報ですが、英語だけはよくできるけど学校の成績はあまり良くない人達にとってはカナダの大学入学は難しくなってきます。
もっともカナダの大学には二種類あり、日本語では「カレッジと大学」という具合に単語を使い分けてあります。カレッジは日本で言うところの短大、アメリカで言うところのコミュニティーカレッジのようなところで、入学水準が低いため、まずここからスタートした後に大学へ編入する、というケースもよく見られます。(カレッジそのものは最大4年まで過ごせます。)

カナダのもう一つの特徴はフランス語です。英語フランス語両言語で講義する大学もありますし、日常生活そのものがこの二言語を使って行われている地域もあります。フランス語も是非にという場合にはカナダ以上に適した留学地はありません。

カナダは留学生にも移民にも寛大である一方、日本人留学生は非常に少ないため穴場と言えるかもしれません。大学生活中もそう多くの日本人に会うことなく勉強に専念することができますし、同じ人種は少ない方が珍しがられてお得です。

大学生の長期(卒業)留学(イギリス)

イギリスの学校制度は日本と少し異なります。高校生の時に大学の一般教養課程に似た授業をとるため、大学生になるといきなり専門分野の勉強からスタートします。そのため違う国の違うシステムの高校に通った高校生たちは、大学入学の前にその準備段階として「ファウンデーションコース」と呼ばれる一般教養課程を修了する必要があります。このコースには通常1年間かかります。
ちなみにイギリスの小学1年生は、日本で考える幼稚園年長です。つまり小1から高3まで、日本なら12年ですがイギリスは13年です。それだけかけて大学進学の準備をしています。そのため大学は3年間で修了です。

日本の高校を卒業したからと言って必ずしもこのファウンデーションコースをとらなければいけないわけではありませんが、通常ほぼ間違いなくとることになります。この1年間を終えてから大学へ入学した後は、3年間かけて大学を卒業することになります。

 

大学へ入学手続きを調べていたら、フルタイムとパートタイムという用語に驚くかもしれません。イギリスは単位を全てとり卒業を目指すコースと、自分の好きな科目だけを取れるコースがあり、学生達はかなり柔軟に学校生活のスタイルを選択することができます。
パートタイムとはその名の通り、一部の科目しかとっていませんから、卒業を目的としているわけではありません。卒業目的の場合はフルタイムで単位をとる必要があります。
また、日本では「大卒」とひとくくりにされますが、イギリスではその資格の名前を聞くだけで理系か文系かわかる名称がつけられています。「文系学位」「理系学位」と、分けて表現する場合がほとんどです。

イギリスの大学とアメリカの大学を比較する上で外せない点は、治安と天気です。アメリカは治安が悪いが天気がよい、イギリスは治安はよいが天気が悪い、とわかりやすい違いがあります。大学フェアに行くと必ず聞く説明がこの二点です。勉強には関係ないとは言え、現地で4年ほど暮らすわけですから気になる点です。
またもう一点、これも勉強には関係ありませんが、イギリスの飲酒は18歳以上なら完全に合法です。21歳まで飲めないアメリカと違い、イギリスでは留学生活が始まった途端パブへ飲みに行くことが可能です。そのため夜な夜なでかけてしまった、ということも起こりえます。治安もいいので夜で歩くことへの抵抗感も低いため夜遊び好きにはとても誘惑の多い留学になってしまいます。
夜遊びが心配なら田舎の大学がお勧めです。ロンドンは避けた方が無難です。

大学生の長期(卒業)留学(アメリカ)

アメリカの大学は日本の高校生に根強い人気です。世界ランキングで順位を落とそうがなんだろうが、世界一はハーバード大学。イメージ先行型とは言え、憧れはやる気を下支えします。

アメリカには2年で修了するコミュニティーカレッジと、4年で修了する日本同様の大学の2種類があります。

アメリカのコミュニティーカレッジは、日本がまだ豊かだったバブル期はおおいに馬鹿にされていましたが、今は留学生に人気があります。理由は、入学基準が低いこと、かかる学費が低いこと、期間が短いことです。
敷居が下がりますから当然、エリートばかりが集う学校というわけではありません。ただ、コミュニティーカレッジヘ通う学生の多くは四年生大学へと編入し、引き続き勉学に励みます。2年ほどちょっと勉強して、という気持ちの学生もいますが、そういう場合も純粋に勉強したいと思って来ている学生が大半です。
ただ、学部のバリエーションが十分なかったり、規模の小さい大学も少なくありませんから、いわゆる「アメリカの大学生活」を広大なキャンパスで謳歌するなら断然四年生大学です。

四年生大学へ進学するためには、英語が母語でない人向けのテストTOEFLのスコアが必要なのが一般的です。それに加えて必要なのが、アメリカの高校生も受けるSATです。SATは、TOEFLとは比べ物にならないくらい難しく、例えるならTOEFLは小学生用、SATは高校生用、というくらい違います。SATはアメリカ人のためのテストですから当然です。
超一流大学の場合はTOEFLは必要ないケースもあります。TOEFL満点が前提で、SATの得点のみで判断されます。逆にSATが必要ない大学もあります。ESLクラスが準備されているような大学の場合、到底SATなど難しすぎて受けられない学生を想定した基準作りをしてあるためです。

無事大学へ入学したら、コミュニティーカレッジであっても四年制大学であっても、皆しっかり勉強し山のようなレポートをどんどん提出します。教科書は全て図鑑並みに分厚く、そのくせ授業ではほとんど使いません。授業中はディスカッションしてばかりです。教科書は家での予習用です。そのくらいは自分で読んで基礎的なことをわかった上で授業に出席し、それについての意見交換をします。
授業中に下を向いて必死で教科書を読んでいたなら、先生に注意されることすらあります。マンガを読んでいたならいざ知らず、教科書を読んでいるにもかかわらず「上を向きなさい」と注意を受けます。発言せよ、ということです。

 

帰国子女は自分の意見をはっきり述べる、とよく聞きますが、留学生も同じです。自分の意見を持ちはっきり言うことを求められます。日本とは違う授業スタイルであるため大いに刺激になるでしょう。

小中高生の長期留学の注意点

この頃の留学で最も気になることの一つは日本語の上達です。日本人だから日本語は自然にできるようになる、というミラクルは起こりません。英語も日本語も同じで、身につけようとしなければ身にはつかないのです。
小中学生の親子留学の場合家族の会話が日本語であることはもちろん大前提ですが、年相応の日本語を保持したいのであれば、年相応に本を読み、年相応にテレビを見る必要があります。

高校生の場合は単独留学が一般的で、しかも現地に日本人がほとんどいないことも考えられます。1年であれば全く問題ありませんが、3年であれば高校生といえども、日本語の心配をしておく必要があります。
自然に過ごしていると、毎日コンスタントに日本語に触れることが難しくなってきますから、意識的に取り入れて行く必要があります。と言っても話す相手もいないし、和書も到底手に入らない、という場所であればインターネットを使います。
例えば日本の新聞のウエブ版記事を毎日最低3記事読む。動画サイトに投稿されている日本のテレビ番組を週末に必ず2本見る。マンガが好き、日本の芸能人が好き、という理由で友達になりたがる現地高校生徒とは思い切って仲良くし、日本語を教えてあげる、などです。

 

ウェブ記事を3記事となると、探して読み終えるのに30分かかることもあります。忙しい中毎日30分を捻出するのは難しいかもしれませんが、一日たかだか30分の勉強で素晴らしい英語力が身に付くか、と考えた時、身に付かないことは容易に想像できます。日本語も同じです。
母語ですからもう基礎は十分にできている日本語ですが、中3の時に日本を離れたのであれば、大学1年生でもし日本に帰国しても、自分の日本語はうまく保持できていて中3レベル。落ちていれば中1レベルです。日本にいればその間に育ったであろう日本語を、海外にいても、できればそれに近い形に近づけておきたいもののです。
日本語を中途半端にしてしまっては、万が一英語が母語レベルに育ったとしても(それすらもとても難しいことですが)、バイリンガルではなく、ただの英語を話すアジア人です。英語、日本語、両方伸ばして初めてバイリンガルですから、両言語大切にする必要があります。

日本語に帰ってくるつもりがないのであれば日本語の心配はありません。ちなみに「会話はなんとかできる」レベルの語学力とは小学生低学年レベルであると認識しておいて丁度いいでしょう。その語学力では社会生活は送れません。英語の方を使い物にできるレベルに持って言っておくことが不可欠です。使い物にできるレベルとは英検はもちろん1級、TOEICもTOEFLももちろん満点です。

高校生の長期(卒業)留学

高校生は、夏休みのホームステイ体験、1年間の交換留学などが主流ですが、主に英語圏の高校ヘ、卒業目的で3年間通うケースもあります。この場合の目的は主に2つあります。

1つは、その国の大学へ入学したい場合です。現地の大学へはもちろん日本の高校を卒業してからでも入学できるのですが、その時点での英語力には大きな不安が残ります。英語力はさほど問わない大学の方が多数派ではありますが、有名大学へ入学できるケースは非常に稀です。
そのため現地へ高校一年生の時に渡り、そこからみっちり英語で勉強します。その国のカリキュラムで直接学ぶことができるため、海外からの留学生が課されるコース受講をせずにそのまま現地の大学生と同じスタイルで大学生活をスタートさせることもできます。

例えばイギリス系の大学であれば、イギリス人高校生以外は大抵、ファウンデーションコースという、大学入学コースを一年間受講しなければなりません。これはイギリス人高校生ならば高校で修了済みの分野を留学生も大学進学前に受けておくべきであるという考えに基いたコースです。自信がない留学生にはありがたい話ですが、すぐに大学生活を始めたい学生にとっては少々有難迷惑なコースです。イギリスの高校を卒業すればファウンデーションコースへ通う必要はありません。
また、高校生の最終2年間かけて取得する国際バカロレア資格も、日本にいながら習得できる学校の数は非常に限られており、海外高校の方が学校の選択肢が多いため、この資格取得のために日本を飛びだすケースもあります。

もう1つは、日本の大学へ帰国子女枠入学したい場合です。そのためだけにわざわざ高校生活を外国で送る人などいるのか、と耳を疑う人もいるかもしれませんが、このようなコースも非常に人気が高いのも事実です。
日本の大学の海外分校へ通うケースもありますし、外国の高校へ通うケースもあります。日本の大学や高校の海外分校へ行くことを留学と呼んでしまっていいのかも疑問が残るかもしれませんが、ニューヨークやシンガポールにある日本の有名校の分校は大人気です。また、中国にあるインターナショナルスクールやアメリカンスクールも日本から近いため、帰国子女枠目的でやってくる学生が存在します。
この場合、何年以上の海外滞在が必要か、留学でも帰国子女認定をもらえるのか、など進みたい大学の入試要項を十分に調べてから行動を起こす必要があります。時々入試要項の見直しもありますから、そうなった時のことも想定した上で留学を決定する必要もあります。
ただ、英語もある程度身に付き、日本に留まったのでは到底勝ち抜けない大学入試競争に勝つことができるため、情報収集さえ怠らなければ、これも一つの立派な意義ある留学と言えるでしょう。

 

小中学生の長期親子留学

小中学生の長期親子留学の主流は、子供達が小学生のうちに母親と共に海外(通常英語圏)へ引っ越してそこで滞在し、中学生の途中あたりで帰国するケースです。期間も場所も様々ですが、英語を身につけるのが最大の目的です。
父親を日本に残し母親と共に現地で現地校やインターナショナルスクールヘ通って生活するこのケースでは、少なくとも3年以上海外に滞在することで、小学生なら英検2級レベル、中学生なら英検準1級レベルの英語習得を目指して本格的に英語学習プラス国際交流をします。

日本では小中学校は義務教育ですから、万が一何かしらのトラブルで急に帰国するしかなくなった場合でも、中学生のうちなら、すぐ通える学校があります。日本へ帰り住民票を移し、そこの公立学校へ通うことになります。
そのため帰国が中3であるのと高1であるのとでは、日本へ帰って来てからの受け皿の状態が全く違います。

もっとも、わざわざ小学生のうちに、父親を一人日本に残して海外へ引っ越してしまうくらいですから、相当の覚悟と経済力を持って親子留学しています。通常は帰国後に地元の公立校へ入学することはありません。帰国子女を多く受け入れている実績のある、英語に力を入れた私学か、インターナショナルスクールへ入学するケースが一般的です。ただ「行ける学校がない」状態は危険ですから、行ける学校があるうちに帰国しておくのは最善の方法のうちの一つです。

日本に住民票を置いたまま、国内インターナショナルスクールなどへ通う場合は、地元の公立校に籍を置く形で手続きする必要があり、義務教育を受けることを放棄した幽霊生徒のような扱いになってしまいます。一方、海外へ渡ってしまえば義務教育中も気兼ねなく、文科省の学習指導要綱の関係ない学校へ通うことができますし、戻ってきたい時はいつでもいわゆる「日本の学校」へ戻ってくることが可能です。
生活拠点や経済的環境が整っていれば、海外留学は、日本にいながら同様の体験をするよりもてっとり早いといえるかもしれません。

 

また、小中学生の親子留学は保護者同伴であるという点から、滞在先では家族ぐるみで現地の生活を楽しむことができます。子供は現地校へ、お母さんは現地のお稽古ごとへ、と日々様々な体験をする中、大変なことや驚くべきことも全て共有できます。
親の目の届かない所で羽を伸ばす留学もまた違った形で楽しめますが、親子で同じ思い出を共有できる親子留学では帰国後も思い出話に花を咲かせては、「英語をやはり頑張って続けよう」と再実感する機会を持つことができます。
多感な時期を外国で、それも単独ではなくて母親と過ごすことはその後の人生への影響は無限に与えます。